本日、日本時間の6月14日、マイクロソフトより、Windowsのセキュリティ更新プログラムが公開されました。
今回は、「国家レベルでの攻撃および情報開示による悪用の危険性が高まっているため」という理由で、既にサポートが終了している、Windows XP、Windows Vista、Windows Server 2003についても更新プログラムが公開され、手動ダウンロード可能になっています。
緊急は11件、具体的な内容は下記の通りとなります。
製品ファミリ |
最大深刻度 |
最も大きな影響 |
再起動の必要性 |
関連する記事またはサポートの Web ページ |
Windows 10 および Windows Server 2016 (Microsoft Edge を含む) |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows 10 RTM:4022727、Windows 10 1511:4022714、Windows 10 1607:4022715、Windows 10 1703: 4022725、Windows Server 2016:4022715。 |
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2: 4022717 (セキュリティのみの更新プログラム) と4022726 (月例ロールアップ)。 |
Windows Server 2012 |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows Server 2012:4022718 (セキュリティのみの更新プログラム) と4022724 (月例ロールアップ)。 |
Windows RT 8.1 |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows RT 8.1:4022726。注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。 |
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows 7 および Windows Server 2008 R2:4022722 (セキュリティのみの更新プログラム) と4022719 (月例ロールアップ)。 |
Windows Server 2008 |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Windows Server 2008 の更新プログラムは累計的な更新プログラムやロールアップとして提供されません。次の記事は Windows Server 2008 のバージョンを参照しています。3217845、4018106、4019204、4021903、4021923、4022008、4022010、4022013、4022883、4022884、4022887、4024402。 |
Internet Explorer |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Internet Explorer 9:4021558、Internet Explorer 10:4022724 と4021558、Internet Explorer 11:4021558、4022714、4022715、4022719、4022725、4022726、4022727。 |
Microsoft Office、Office Services、Office Web Apps、およびその他の Office 関連ソフトウェア |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
再起動が必要な場合あり |
今回のリリースには Office コンポーネントに関する 42 個のサポート技術情報がありますが、多すぎるため、ここでは記載しません。これらの記事のリンクについては、セキュリティ更新プログラム ガイドを参照するか、Office Tech Center の「Office のダウンロード & 更新プログラム」のページを参照してください。 |
Microsoft Silverlight |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
再起動が必要な場合あり |
Microsoft Silverlight:4023307。 |
Microsoft Lync および Skype for Business |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
再起動が必要な場合あり |
Microsoft Lync:3191939、Skype for Business:3203382 |
Adobe Flash Player |
緊急 |
リモートでコードが実行される |
要再起動 |
Adobe Flash Player 用のセキュリティ更新プログラムに関するマイクロソフトからの情報:4022730。 |
提供されるパッチに含まれる脆弱性の件数は、CVE番号ベースでなんと96件あり、緊急は18件との事。
なるべく早めのアップデートをお勧めします。
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