富士通サーバ、TOP500で8位、Green500で4位

「ISC HIGH PERFORMANCE 2017」は6月19日、世界のスパコンランキング「 TOP500 」と、消費電力あたりの性能が高いスパコンをランク付けする「 Green500 」の2017年6月版を公開しました。 「 TOP500 」は、 世界で最も高速なコンピュータシステムの上位500位 までを、定期的にランク付けし、評価するプロジェクトで、年2回発表されています。 富士通のスーパーコンピューター「京」 は、2011年に第1位となりましたが、その後はCray、NUDT、NRCPCに首位の座を明け渡しています。 それでも、最新の2017年6月版では、 8位 となりました。 同時に発表される「 Green500 」は、 消費電力あたりの性能が高いスパコン をランク付けしたものです。 ここでは、日本製のスーパーコンピューターが、1位から4位までを独占しています。 そして、 富士通の「RAIDEN」が4位 にランクインしました。 世界レベルのテクノロジーをベースにしたIAサーバ「PRIMERGY」 PRIMERGYは、卓越した富士通の技術力を基に作られたIAサーバです。 基本性能に忠実で、高い拡張性を備えており、日本国内ではトップシェアを誇ります。 KSGアメリカでは、富士通IAサーバPRIMERGYを即納特価で販売しております。 お求めは、 こちら より。

トレンドマイクロ、WannaCryの拡散方法を分析

ニュースでも取り上げられているWannaCryの侵入と拡散方法について、トレンドマイクロが分析をしました。 トレンドマイクロ セキュリティブログ

WannaCryは、Windowsの脆弱性「MS17-010」を利用する以外に、バックドアツール「DoublePulsar」も利用しているとの事です。 

以下は、上記サイトよりの抜粋となりますが、具体的なワームの活動になります。 

1.攻撃対象のスキャン:
1.1 ローカルネットワーク内の端末を列挙しスキャンする
1.2 グローバル、ローカル含め、無作為なIPアドレスに対してもスキャンする
2.スキャン対象の端末に SMB の 445番ポートで接続し、「MS17-010」の脆弱性の存在を確認
2.1 脆弱性が存在した場合
2.1.1 DoublePulsar の存在を確認
2.1.1.1 DoublePulsar が存在した場合はDoublePulsar のバックドア機能を使用して WannaCry自身を送り込み感染させる
2.1.1.2 DoublePulsar が存在しなかった場合は「MS17-010」の脆弱性を利用して DoublePulsar を感染させる ※この際、脆弱性によって DoublePulsar のコードがメモリ中で直接実行され、ファイルとして DoublePulsar が感染端末に存在することはない
2.1.1.2.1 感染させたDoublePulsar のバックドア機能を使用して WannaCry自身を送り込み、感染させる 2.2 脆弱性が存在しない場合
2.2.1 DoublePulsar の存在を確認
2.2.1.1 DoublePulsar が存在した場合は DoublePulsar のバックドア機能を使用して WannaCry自身を送り込み感染させる  

つまり、一旦感染すると、ローカルネットワークの端末も拡散の対象となり、先ずはSMBの 445番ポートで接続し、「MS17-010」の脆弱性があるかどうかを確認するとの事。

脆弱性があれば、DoublePulsarを感染させた上で、WannaCryを感染させ、脆弱性が存在しなくても、もしDoublePulsarに感染しているようであれば、これのバックドアを利用してWannaCry自身を感染させるとの事。

有効な対策としては、OSを最新の環境にすると共に、SMB1.0を無効にすること、既存マシンのスキャン、ネットワークの監視などが挙げられます。 

WannaCryは上記の活動を行う為、445番ポートが空いていない環境には侵入しないそうです。
しかし、同サイトによると、今回の WannaCry の世界的な拡散に関しては、広く一般を狙うばらまき型のメール経由や Web経由の攻撃は確認されておらず、ワーム活動のみによる拡散が推測されています。 との事。

 驚くのは、
「SHODAN」の検索結果によれば、インターネット上で445番ポートを開放している Windows環境は全世界で 50万件以上が確認されました。日本でも同条件で 3万件近くが稼働しており、そのうち Microsoft が使用停止を求めている「SMBv1(サーバー メッセージ ブロック 1.0)サーバ」の使用が推測されるものが 7割以上を占めていました。 
との事で、このままだと、更に広がるリスクも抱えているという事になります。 

対象のシステムと懸念される場合は、早急な対策が必要です。

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